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第10回 エシカルアワード
ハンドメイド販売部門最優秀賞

fullmoonさん

「天然石にこだわったエシカルジュエリー

一般社団法人クラフトメイド協会がお届けするオンラインイベント「クラフトメイドマルシェ」。

 

ハンドメイド作品を通じて「一つのものを永く大事に使う」精神を浸透させ、エシカルでサステナブルなライフスタイルを提案することを目的に開催されています。

 

そんなクラフトメイドマルシェにおいて、各回の参加者投票によって、「最も素敵なエシカル作品」と認められた作品に贈られる「エシカルアワード」。


今回は、第10回エシカルアワード、ハンドメイド販売部門最優秀賞を受賞されたfullmoonさん(以下、F)のインタビューを、当協会の広報(以下、広)によるインタビュー形式でお送りします。

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キャプション:ハンドメイド販売部門最優秀賞を受賞した「天然石のぶどうピアス」

本来廃棄される材料を季節らしい作品に

広:今回最優秀賞を受賞されたのは、どのような作品ですか。

 

F:天然石のぶどうピアスです。

 

私はガラスドームが好きなのですが、天然石やパールを普段からよく使います。

そこで今回、天然石の破片を使ったガラスドームを使い、秋らしい作品を作ろうと考えたんです。

 

そこでふとひらめいたのがぶどうだったというのが、今回の作品のきっかけです。

 

広:確かにこの作品が耳から下がっていたら、とてもおしゃれですね!

―今回、エシカルアワードの最優秀賞を受賞されましたが、このぶどうピアスは、どういった点が「エシカル」なのでしょうか。

F:本来廃棄されるはずの材料を活用している点です。主となる天然石も、アクセサリーを使う過程でどうしても出てきてしまう、割れて使えない天然石を、何とか活用したいと思ったところから生まれた作品です。

また、今回のアクセサリーでは、ぶどうの蔓も作って再現しているのですが、実はこれも、短くて使い物にならないワイヤーを組み合わせて使っています。

 

広:なるほど、天然石もワイヤーも、ゴミになっても不思議でないものを再利用されたんですね。

 

大切なのは手にしたときの感動!~作品に対する想い~

広:フルムーン先生の作品、何度か出展いただいていますが、天然石にこだわった作品が多い印象があります。

 

F:そうですね、たしかに。天然石にはしっかりこだわっています。

 

広:そうですよね!―それで、作品ごとに使っている石の種類が違うと思うのですが、それぞれの石に何か意味があるのでしょうか。

 

F:はい。天然石にはお花と同じように「石言葉」というものがあります。当然、どんな言葉を贈りたいかで石を選ぶこともできます。

 

しかし、私の場合はこの石言葉よりも、皆さんが私の作品を手にしたときの感動を大切にしていただきたいと思っているので、色の組み合わせを重視しています。


そのため、頭の中で、こんな色がきれいそうだな、似合いそうだなとイメージしてから、作品に使う石を考えて決めています。

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キャプション:手にしたときの感動にこだわった、フルムーン先生の色彩あふれる天然石ブレスレット

希望の光となったハンドメイド

広:なるほど。―そもそもですが、フルムーン先生がハンドメイドを始めたきっかけは何だったのですか?

 

F:今から4年ほど前の交通事故がきっかけです。

 

広:あ、そうでしたか。事故に遭われていたとは、全然知らなかったです。

 

F:それが実は遭っていまして、後遺症もひどかったんです。そのせいで当時働いていた会社の仕事を続けられなくなってしまった。

 

広:それはなかなか大変な後遺症ですね……。

 

F:そうすると急に退屈になるし、将来のことも不安になりますよね。それで、ちょっと感傷的な気持ちになっているときに、ふと部屋においてあった天然石のブレスレッドが目に入り、すごく感動した。

 

手づくりで感動が伝播する

それで、ああ自分も手作りで人を感動させるような作品を作りたいなと思ったのが、ハンドメイド活動のきっかけです。

 

広:素敵なきっかけですね。だからこそフルムーン先生は、作品を使う人の気持ちを思いやって、制作されているわけですね。

 

F:そうなのかもしれません。やっぱり、自分が経験した感動は、人に伝えていきたいと感じますから。

 

広:そんなフルムーン先生がクラフトメイドマルシェに出会ったきっかけは何だったでしょうか?

 

F:それが面白いことに、私がハンドメイドをやっていこうと決心した初日に、インスタグラムのDMを、スタッフさんから頂いた。

 

広:それはすごい偶然!運命を感じてしまいますね。

 

F:そうなんです。そこから色々ご説明を聞いているうちに、まずは出品してみようという気持ちになりました。

 

広:なるほど。それで、実際に出品されてみていかがでしたか?

 

F:非常に楽しくて、いい経験をさせていただいているなと。

 

事故の後遺症のこともあって、外で働けないので、ハンドメイド作品も、通販か委託販売しかしていませんでした。

 

だから、自分がワークショップを開催するなど、到底不可能なことだと考えていました。

 

しかし、このクラフトメイドマルシェはオンラインだから、自宅にいながらワークショップを開催できると聞き、それからは頻繁にワークショップを出店しています。

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キャプション:毎回大盛況!フルムーン先生のオンラインワークショップの様子

広:ありがとうございます。では、そんなクラフトメイドマルシェ、次回以降の意気込みを伺ってもよろしいでしょうか。

 

F:これからもずっと参加します!次回マルシェは冬が近づいてきた頃に開催なので、1月や2月の誕生石を使ったブレスレッドのワークショップ、クリスマスカラーのブレスレッドのワークショップを開催する予定です。

 

広:ありがとうございます。次回も楽しみにしています。―それでは最後に、ハンドメイド作家としての今後の活動の意気込みをお聞かせください。

 

F:今は、事故の後遺症で頭が痛いときでも没頭して作品をつくるくらい、ハンドメイドが大好きで、とても楽しんでいます。

でも、ハンドメイドを始めて1年、まだまだ新米なので、1人でも多くの方に私のハンドメイド作品を知ってほしいなと思います。

 

広:ありがとうございました!

 

以上、第10回エシカルアワード、ハンドメイド販売部門最優秀賞を受賞されたfullmoonさんのインタビューをお送りいたしました。

 

素敵なエシカル作品が一堂に会するクラフトメイドマルシェ、皆さまもぜひ一度、参加されてみてください。

フルムーン先生インスタグラムアカウント:https://www.instagram.com/fullmoon8716/

クラフトメイドマルシェ参加申込:https://www.craftmade-association.org/

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