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第10回 エシカルアワード
ハンドメイドワークショップ部門最優秀賞

Chiyocottonさん

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「ロスフラワーを用いたフラワーボトル」

一般社団法人クラフトメイド協会がお届けするオンラインイベント「クラフトメイドマルシェ」。

ハンドメイド作品を通じて「一つのものを永く大事に使う」精神を浸透させ、エシカルでサステナブルなライフスタイルを提案することを目的に開催されています。

そんなクラフトメイドマルシェにおいて、各回の参加者投票によって、「最も素敵なエシカル作品」と認められた作品に贈られる「エシカルアワード」。

今回は、第10回エシカルアワード、ワークショップ部門最優秀賞を受賞されたChiyocottonさん(ちょこっとんさん以下、ち)のインタビューを、当協会の広報(以下、広)によるインタビュー形式でお送りします。

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キャプション:ワークショップ部門最優秀賞を受賞した『「秋色フラワーボトル」に「こぼれ花」のアロマサシェを添えて』

原料仕入れもこだわりぬく!お花に込める想いとは?

広:今回最優秀賞を受賞されたのは、どのような作品ですか。

 

ち:ロスフラワーやカンナ屑を取り入れたアップサイクルなフラワーボトルです。作品をつくる際にはエシカル素材を取り入れています。

また、今回は、制作過程でこぼれ落ちてしまったお花も、プチギフトとして活用しました。

広:なるほど。普段からエシカルを意識されているというのが素敵ですね。―そんななかでも、エシカルアワードを受賞した今回の作品、特にエシカルにこだわった部分をお聞きしたいです。

 

ち:ロスフラワーを取り入れていることがエシカル要素になっていると思います。お花やさんで売れ残ってしまったり、イベント装花後のお花であったり、ロスフラワーと呼ばれるものには色々ありますが、私が使わせていただいているのは、お花の市場に出回らない規格外のお花です。

 

規格外といっても、お花の状態は規格品と変わらない品質なのですが、茎が少し曲がっていたり、1本に規定数の花数がついていないなどの理由で、市場に規格品として流通できないお花があるのも現実です。規格外のお野菜などをイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。

 

このようなお花は生産者さんに廃棄されるのが通常ですが、その廃棄されてしまうお花たちを仕入れています。 

 

規格外でも素敵なお花はあるということ、そんなお花を捨てなければならない生産者さんの現状など、お花の事情をもっと世の中の人に知ってもらいたいなと思っています。

 

だから、私がお花を仕入れる生産者さんは、私と同じで、皆さんにお花を見て、楽しんでもらいたいという気持ちを持っている方ばかりですね。

 

広:なるほど、そんなところまでこだわっていらっしゃったんですね。ますます感動しました。

 

つくる楽しさ、贈る喜び

 

広:Chiyocotton先生、しっかりしたこだわりをお持ちになって作品を作られているなと感じたのですが、そもそもChiyocotton先生がハンドメイドを始めたきっかけは何だったのでしょうか。

 

ち:社会人になってすぐのフラワーアレンジメント教室がきっかけです。そこで友人に贈るブーケを何度か作るようになって、その中でつくることの楽しさ、それをプレゼントして喜んでもらうことの醍醐味を知ったのが大きかったです。

広:なるほど。自分の手づくりを誰かが喜んでくれたら、嬉しくなりますよね。


ち:はい。そういうことなので、私がもともとやっていたのは生け花だったのですが、クリスマスの時期などにドライフラワーをつくる機会がありまして。ああ、こんなに長持ちする素材があるんだって感動して。それがドライフラワーとの出会いだったわけですが、そこからもう5年、いまだにドライフラワーをつかったハンドメイドに没頭していますね。

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キャプション:Chiyocotton先生の作るスワッグは時間が経つほどに味わいを増していくと好評

会話が弾む出会いの場~クラフトメイドマルシェ~

広:なるほど。確かに、長持ちするというのは、それだけで大きな魅力ですよね。

Chiyocotton先生がクラフトメイドマルシェに出会ったきっかけは何だったでしょうか?

 

ち:最初は、私が大好きだったハンドメイド作家さんが講師として参加されているのを知ったのがきっかけです。だから、最初は講師ではなく、一般参加者としての参加でした。

 

そうすると、このクラフトメイドマルシェでは、出展者と参加者がお話しできる。

大好きだったその方とお話しするなかで、ぜひ出店してみたらと背中を押されて、その直後の回から、出店者として参加しました。

 

エシカル消費の普及に貢献

広:実際参加されてみていかがでしたか?

 

ち:本当によかったなと思っています。参加回数を重ねるにつれて、どんどんエシカル消費に対する理解が深まり、もっと認知を広げていきたいなと思っています。

 

広:ありがとうございます。そんなクラフトメイドマルシェ、次回以降への意気込みをお聞かせください。

 

ち:次回以降は、使用済みのコーヒー豆など、新しい素材を使ったエシカル作品を今後も出し続けていく予定です。

 

広:ありがとうございます。とても楽しみです。ーそれでは最後に、ハンドメイド作家としての今後の活動の意気込みをお聞かせください。

 

ち:私はとにかく、お花のある生活、ハンドメイドのある生活を、少しでも多くの人に広めていきたいです。

 

私のワークショップに参加される皆さんは、まずはご自身用の作品を作られることが多いですが、自身で手づくりした作品は、思い出がつまっている分、大事にすると思います。

 

それが少しずつ浸透していって、自分が作ったものの価値を感じ、大事にしていく体験を、1人でも多くの人に味わっていただきたいなと思っています。

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キャプション:ドライフラワーを使って空間装飾も行っている

広:ありがとうございました!

以上、第10回エシカルアワード、ワークショップ部門最優秀賞を受賞されたChiyocottonさんのインタビューをお送りいたしました。

素敵なエシカル作品が一堂に会するクラフトメイドマルシェ、皆さまもぜひ一度、参加されてみてください。

Chiyocotton先生インスタグラムアカウント:https://www.instagram.com/chiyocotton

クラフトメイドマルシェ参加申込:https://www.craftmade-association.org/

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